零細企業の町工場で働いている32歳の男性社員です。これまでカードローンを利用した経験はないのですが、今度結婚することになりまして、結婚すればこれまで以上になにかとお金が必要になると考えられることから、カードローンの利用を真剣に考慮している次第なのです。
しかしながら、なにせ零細企業の町工場の社員なので年収は正直言って高くないのです。そのことからカードローンの審査に年収は響くのでしょうか?また、カードローンの審査に通る最低年収というものがあるのでしょうか?
カードローンの審査で年収は影響する
「カードローンの審査で年収は影響しない!」と言えば嘘になります。なぜなら、年収もカードローンの審査項目の一つになっているわけですから、年収が審査にまったく影響しないとは言えないのです。
では、審査において年収はどの程度響くのでしょうか?それは銀行と消費者金融では審査において年収の捉え方がやや異なると言ってよいのです。銀行のカードローンの中では、審査において年収を重視したり、やや年収にウエートをかける場合があります。
具体的に言えば、カードローンの申し込み条件に年収の縛りがあることです。たとえば、某大手銀行の最高800万円まで融資可能で抜き出た低金利を実現させたカードローンでは、申し込み条件に年収の制約がかけられ、その年収の基準に満たない方はカードローンに申し込めません。
また、カードローンの審査では返済能力に関して調べられるので、年収が多い少ないによって返済能力の高低が計られることから、やはり年収は審査に影響すると言って間違いないのです。
ただし、年収が低いからと言って、即審査に落とされることはありません。また、年収の程度よりも収支状況、つまり年収に対する借金の割合が重要視されるので、年収が低くても収支状態が良好であれば、年収を理由に審査に落とされることは無いと言えます。(こちらもご参考に!→年収が低いとカードローンの契約はできないの?)
その一方で、消費者金融では年収に対する捉え方が銀行とはやや異なるようです。消費者金融では、年収が多い少ないよりも、継続した一定の安定収入があるかどうかを重要視します。
以上のことから、カードローン審査で年収は響くのかについては、消費者金融のカードローン審査よりも銀行のカードローン審査の方が響くと言ってよいのではないでしょうか。さらに言えば、年収はカードローンの審査それ自体よりも、融資の極度額あるいは限度額の審査において大きく影響するのです。
つまり、消費者金融では借り入れが年収の3分の1までですから、年収が多ければ多いほど極度額や限度額は大きくなると言えるのです。また、銀行でも年収が多い方が、その分返済能力が高いと見做されますので融資枠は大きくなると考えてよいのです。
審査の時にカードローンの年収は響くか
カードローンの申し込みには年収や勤務先、他からの借り入れなどを申告することになります。気になるのはカードローンの年収は響くかどうかです年収が1000万とかある方ならあまり心配していないと思いますが、日本の平均年収はどんどん下がり300万円台も見えてきそうです。特に若い世代は年収200万円を超えない人も少なくありません。年収が低いのだからカードローンとか使うなという意見もありますが、計画的に使えば年収が低くても使いこなせると思います。
では、カードローンの審査で年収はどの程度ならいいのかです。年収というと正規雇用で給料を得ている人を想像しますが、フリーターや非正規雇用の方も年収を得ていると考えられています。ちょと前まではカードローンの審査時にフリーターは門前払いだったのですが、現在では働き方も様々であると考え、所得の合算によって年収を申告してもよいことになっています。実際には年収が100万円を超えない場合でもある程度のカードローンは審査が通るようです。また、年収の一定金額までしか貸してはいけない法律もあるため、それに合わせた金額が貸出審査対象となるようです。
カードローンの審査にカードローンの年収は響くかという問題は借りたい額面しだいということになります。また、年収の合算の際、気をつけたいのは所得証明がとれるようにすることです。例えば、年金や不動産収入の場合は所得をはっきりさせられますが、アルバイトなどの場合は所得証明が出せない場合もあり、証明ができない場合には所得として認められませんので注意が必要です。複数の所得がある場合は確定申告を行うと所得を公的に認められることになりますのでカードローンの審査も受けやすくなります。(こちらも参考になります→年収証明は確定申告書でもできる?)年収に関係なく、旅行やパソコンの購入などまとまった現金が必要になる場合があります。自分の年収は低いと思っても、計画的に返済ができると認められればカードローンの審査は通りますので、まずは申し込んでみることをオススメします。
【参考ページ】
カードローンの審査に落ちてしまう理由を教えて!