区役所に勤務している公務員の女性です。年齢は33歳です。今度両親を旅行に連れて行ってやりたいと思っています。いわゆる親孝行というやつですね…。そこで親孝行のために旅費の一部をカードローンで借りようと考えているのです。
過去にクレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りたことはありますが、カードローンでお金を借りたことはありません。でも、カードローンなら金利を選べるみたいなので、キャッシング枠を利用するよりもメリットがあるかなと気が付いたんです。
ところでカードローンは初めての利用となるので、申込み順番など考えた方が良いのでしょうか?
カードローンでは申込み順番は大切です!
偉いですねえ~、親孝行のためにご両親を旅行に招待するのですね…。私もあなたに見習いたいですよ、本当に!そんな親孝行なあなたのためにひとつアドバイスしてみましょうね。
カードローンを利用する際には、申込み順番を考えることはとても大切と言えます。それは無原則にカードローンに申し込んでも良い結果は得られないからなのです。自分なりの原則にきちんと則って申し込むといった戦略性がカードローンの申し込みには必要なのです。
その点に関して、まず一般論から触れてみましょう。カードローンに申し込むときには、申込み順番というものが暗にあると言ってよいでしょうね。たとえば、一般的に銀行のカードローンに申し込んでから、消費者金融のカードローンに申し込むといった順番がスタンダードと言ってよいでしょうね。
その理由に触れてみます。銀行のカードローンは総量規制の対象外となることで、収入の3分の1までといった融資の足枷が無く、一般的に低金利であり融資枠も大きいことから、まず銀行のカードローンが狙い目となるのです。
しかし、銀行のカードローンは一般的に審査が厳しめであることから審査に通るのはそんなに簡単ではないのです。つまり、審査に落とされてしまう確率が高いと言うことなのです。
そのことから次のカードローン選択の候補となるのは、消費者金融のカードローンになります。消費者金融は総量規制の対象となるので収入の3分の1までしか借りられません。また、銀行に比べてやや金利が高めであり、融資枠も小さいことが銀行と比較した際のデメリットと言えます。
(⇒総量規制対象外のカードローンをお探しの方はこちらへ)
他方でカードローンの審査は甘めなので銀行のカードローン審査よりも審査に通り易いと言えるのです。以上のことから、申込み順番の一般論としては、第1希望が銀行のカードローンで第2希望が消費者金融のカードローンと言うことになるのです。
他方で、もうひとつのカードローンの申込み順番の原則があります。それは借手自身の借り入れニーズに準じた申込み順番というものです。たとえば、自分の借り入れニーズの最優先事項が「とにかく今すぐお金が欲しい」のであれば、申込み順番は第1希望が消費者金融で第2希望が銀行となります。
また、第1希望がより審査の甘い中小の専業消費者金融のカードローンで第2希望がやや審査が厳しめの大手消費者金融といった申込み順番も考えられますね。
このようにご自身の借り入れニーズをもっとも良く満たしてくれる、かつ審査に通る確率が高いとの観点も加味して戦略的に申込み順番を考えることもひとつの手段となります。
カードローンの申込み順番による影響
カードローンは消費者金融各社から出ていますし、最近では銀行などでも数多くのローン商品を出しています。そのため、カードローンはさまざまな特典が付いていることも多く、年会費も無料だったり、安かったりすることから、借入の予定はないけども特典目当てで複数のカードローンを申し込む方も増えています。しかし、一度に複数のカードローンを申し込むと審査が通らないことがあるようです。申し込むまたは契約するだけでは借入をおこしていないのだから問題ないと考えられますが、一度に申し込むと問題がある場合があります。
カードローンは各社ごとに商品が違いますが、よく読むとローンの引受先が同じ会社だった場合も多いのです。例えばA銀行とB銀行で名前の違うローンを販売している場合でも、引受先が消費記者金融Bという同じ会社だったりするのです。そのため、A銀行とB銀行で違う商品を申し込んでも同じ時期に申し込んだ場合は審査順によって片方が落ちてしまう場合もあります。そのため、申込み順番が重要になってきます。
一般的にローンの審査は数日から1週間ほどかかるのですが、早いところでは当日回答も珍しくなくなりました。複数のローンを申し込む場合は、審査が終わった後に申し込むのではなく、同じ引受先であれば数ヶ月ずらして申し込む必要があります。審査が通っていたとしても、同じ引受先会社のローンであればデータは保存されますので数ヶ月はずらす必要があります。ただし、銀行系のローンの場合は引受先が同じ会社であっても、銀行独自で審査を行う場合もありますので、審査を受ける際に引受先が同じであった場合は確認するとよいです。また、借入をしていなく、契約だけしているローンの場合でも利用実績がなければ、同じ会社のローンが通らない場合もありますので注意が必要です。計画的に少額でいいので借入を利用しておき、実績を積んでおけば他のローンが通りやすくなる場合もありますので、契約だけしてほったらかすことは避けたいところです。
【参考ページ】
カードローンの仮審査と本審査について知りたい方はこちらへ