先月、うっかりしてカードローンの支払いを遅れてしまい、慌てて連絡して振り込みました。とても親切にしていただきてこちらが恐縮したほどですが、もしまたやったらと思うと急に不安になりました。遅延を繰り返したらどうなるのでしょう?
借入先に連絡をし、きちんと説明しておくこと
ご質問の内容から、ちゃんとした銀行や貸金業から借り入れていることがうかがえて、少し安心しました。通常、遅延が起きても、気づいてすぐ連絡し、返済をすればとくに問題にはならないはずです。
借りたお金は返すのが当然のこと。これは倫理的な問題というよりも、借りたときに契約をしていますから、その契約にのっとっての話です。万が一、返済期日に返済できなかっときは、遅延損害金を合わせて支払うことになっています。これはすでに経験されておられることですね。契約にそうあるからです。
基本的にお金を貸すビジネスをちゃんとやっている会社なら、それ以上のことは言わないはずです。「また遅れたのか」とか「もう二度と、遅れるんじゃないぞ」なんて怒鳴る人はいません。そんなことをしても意味がないばかりか、マイナスでしかないことをよく知っているからです。
法律に基づいた事業である以上、さまざまなトラブルも法律に則して対応していきますので、万が一、続けて返済が遅延したとしても、遅延損害金を払い、返済はしているのなら問題にはなりません。そういうルールなのです。
信用情報に記載されるようなケースは、3か月以上の遅延など悪質とみなされる場合のみです。連絡しない、返済しない、というのでは契約したことがまったく守られていないのですから、信義に反していると言えます。私たちの社会は、契約をするときは信義則といって、信義に従うこと、誠実におこなうことが民法ではっきりと示されています。みなさんが契約した以上、相手の信頼を裏切らないように行動するのが前提です。
これについては、会社側も同様です。信義に反する行為はしません。こうしたことは、相手を裏切った側が不利になりますから。
とはいえ、遅延しても相手が優しく対応してくれた、遅延損害金を払えばいいんだろうといった態度も問題ですよね。
そこで2つのことを相談してみることをお勧めします。毎月の定額を決まった日に自動的に引き落とす手続きをすること。そして返済が難しいのであれば、返済の計画そのものを見直していくことです。
所得が不安定な場合は、そもそも「安定した収入」を前提にしている申し込みの条件に引っかかってきますので、本来、借りてはいけない人なのかもしれません。または、限度額が高く設定されたので、借りすぎているのかもしれません。
もしいま借りている会社に直接相談しにくいときは、業界の団体に相談してみるのも手です。日本貸金業協会には相談・紛争解決センターがありますので、平日の9時から17時30分まで受け付けていますから、一度、電話をしてみてはいかがでしょうか。
カードローン支払い遅れについての説明
現在では、消費者金融や信販会社のようなノンバンクや銀行もカードローン商品をだしており、総量規制によって、消費者金融のような貸金業から、融資を受ける場合は、申込者に返済能力があったとしても、年収の3分の1までの融資しか受けることができず、銀行系のカードローン融資の場合は、貸金業法には当たらないので、申込者に返済能力があれば、そのような融資制限はありません。しかしこの様なカードローンで融資を受けることは、お金を借りていると言うことになりますので、返済の義務が発生しますので、この義務を怠り、カードローン支払い遅れをしてしまうと、様々なペナルティーがありますので、融資を受ける前に必ず、確実な返済計画を立てて利用することが大事です。
期日日の勘違いなど様々な理由で、返済の支払いが遅れてしまうと、まず最初に督促の電話が申込者にかかってきます。支払いが遅れると延滞損害金が発生するのですが、延滞損害金の条件は融資を受けている金融機関などによって異なってきますが、一度の督促の電話で返済ができれば良いのですが、何度も支払い遅れを行っていると個人の信頼にかかわって来ますので注意が必要です。延滞損害金は迷惑料のようなもので、滞納者へのペナルティーになっており、通常金利よりも高くなっていますので、請求される金額は高額になるケースがありますので、支払いを遅れることは個人の損害にも繋がりますので、期日までに必ず支払いを完了することが必要です。
この様な督促にも応じず、支払いをしない状態が続くと、督促状が送付され、取立てを受けることになるのですが、この間の延滞損害金がどんどん追加されていきますので、金額は大きくなり、結果的に莫大な金額を返済しないといけない結果になってしまいます。さらに滞納が三ヶ月経過してしまうと、ブラックリストに登録され、このリストは同じ金融機関の共有情報になりますので、他社からの融資を受けられなくなってしまいます。
(⇒ブラックでも銀行系カードローンを利用できる方法)