今日、銀行のATMを利用していたら画面にカードローンの案内が出てきてビックリしたのですが、よくあることなのでしょうか?
いまやカードローンの利用は特別なことではありません
おそらく「私は絶対にカードローンは使わない」と思っている人ほど、驚かれるのではないかと思います。大手銀行、地方銀行ともにATMで簡単にカードローンが申し込めて、利用できる仕組みができていますので、あとは利用するかしないか。それだけだなのです。このため、「あなたもきっと利用できるはず」という意味で、知っておいていただこうとしているのです。
キャッシュカードだけの利用で、一定の期間利用していると半ば自動的にカードローンの枠が作られている人もいますし、口座開設時に実はすでにカードローンの機能を申し込んでいるのに忘れている人もいます。
特別に申し込みをした覚えがない、審査を受けた気がしない、という人も実は銀行のお得意さんになっていると基本的に審査はパスしたことになっていて、あとは利用することを希望さえすればキャッシングができてしまう、というケースが増えているのです。
この仕組みの便利なところは、たとえば20日に残高を超える引き落としがあり、25日に給料が入ってくるような場合に、キャッシング枠で対応できるのなら引き落としを自動的に借り入れで処理してしまい、25日に給料が振り込まれたら清算するといった方法がとれる点です。
銀行にもよりますが、このような短期で返済する場合は金利を取らないケースもあると思います。便利なサービス、という位置づけです。
それだけに、当初の限度額は10万円程度というのが多いのではないかと思います。それ以上のローンを利用したいのなら、店頭へ行ってフリーローンの申し込みをするか、カードローンの限度額を増やして貰う申し込みをすることになります。
ATMでこのカードローンの申し込みが簡単にできることを銀行は利用者に知ってほしいのです。メニュー画面には最初からローンのボタンがあると思うのですが、知っている人はいいとして、知らない人はそれに触ろうともしません。強い抵抗があるのだと思います。
ですが、考えてみてください。クレジットカードを利用しているのなら、現金なしに品物を受け取り、翌月1回払いは普通のことですよね。それを借金と思う人は少なく、便利に利用できればそれでいい、と考えている人が多いはずです。
カードローンは品物のかわりに現金を買うようなものです。いまとりあえず必要な現金で、近々、収入があるので先取として活用しよう、という発想です。限度額を超えない範囲で、返済しやすい金額内で借りることは、今日はごく普通のことなのですから、それほど驚くことではないと思います。
ATM画面にカードローンの案内が出た人は
ATM画面にカードローンの案内が出た人は優秀な取引実績があるという証拠ですね。もしあなたが過去これまでに銀行のATMなどを利用していて普通に入金をしたり、お金を引き出しているだけなのにそのような画面が出たことがあるという人も多いのではないでしょうか。その人は、その銀行との取引に実績があり、銀行から認められているという証拠なのです。
例えばローンをすでに利用している人であっても画面が表示されることがあります。これはローンを借りて返済をするということをきちんとこれまでに繰り返してこれたという実績がある人です。借りたお金を返すのは当たり前のことではあるのですが、この実績がある人とない人がいるのです。ですからしっかりと返済してきた人、取引が長い人は信頼されていますから、新たにお金をまた手軽に貸してもらえるという流れになります。
ATMでなぜ勧誘をしてくるのか、それは、一人ひとりに案内の電話をかけたりメールを送ったり郵送で、案内の封書を用意するのは手間もかかりますし、それを準備する、行うに当たって人件費もかかってきます。必ず全員が申し込むかどうかわからないことに対して、お金をかけて行動を起こすことは銀行としてももったいないのです。だからお金をかけずに勧誘をするということで、機械を利用しているターゲットにだけ表示させるようにすれば、お金も手間もかからず、しかも申し込みたいと思ったときにそのタイミングでそのまま、その機械から操作ができるというメリットがあります。
ただの宣伝広告をしているというわけではなく、画面の操作を進めていけばそのままカードが作れてしまいますので、とても便利です。なぜ自分に表示させるのか、その理由がこれまでわからなかったという人もいるでしょうけれど、このような理由があってこそですからそのことを覚えておくと次回利用したときに表示された場合には、利用してみたければ利用すると便利かもしれませんね。