就活サイトを利用して常識外れな数のエントリーもした結果、何とか内定を得る事ができました。正直ここまでエントリーさせるのが普通になっている現代に違和感こそありますが、時代に合わせないと仕事を見つけられないというのも事実です。とりあえず、無職にならずに済んだだけ良かったとしています。
内定が決まったという開放感もあって欲しい物を買ったり、行きたいところに言ったりしていたらつい出費がかさんでしまって、ちょっと生活費が厳しくなってしまいました。お金を使った理由が理由なので友人には頼りにくいし、親に言うのも気が引けます。自分がしてしまった事なので自分で解決しないといけません。
それでお金を借りたいところなのですが、今現在は内定が決まっているといっても学生には違い無いので、内定だけでもカードローンというのは発行してもらえるのでしょうか?それともやっぱり内定だけでは大きな影響はないのでしょうか?内定だけでどこまで借りられたりするのか教えて下さい。
内定だけでは融資の審査には通過しにくいです
今の就職は正直に言って、斡旋する立場やら何やらの癒着が見て取れるというか…まああまり良い傾向とはいえないですね。でも質問者さんの言うとおりそうでもしないと仕事も見つけられませんし、仕事が無いと融資をまともに受ける事も難しくなります。
内定というのは言ってしまえば就職ができるという事なので、一定以上の信頼はあると思えますよね。でも金融会社からすれば『○○には仕事を始める』というのは、あまり影響力がありません。つまり内定があっても今現在収入が無いという場合、金融業者からすれば返済能力も0に近いと見なされてしまいます。
ゆえに、内定だけでは融資を受ける事ができません。(こちらも参考になります→内定者ならカードローンを契約できるってホント?)融資を受けるには『今』仕事をしていて収入があるかどうかが大事であり、いくら大企業の内定を持っていたとしても、それは本当にそれだけという事になってしまいます。内定取り消しなんて事態も予測される以上、内定を融資における信頼に結びつけるのは難しいでしょう。
なので今の状態でカードローンを作りたいというのなら、アルバイトをしているかどうかが大事になるでしょう。アルバイトさえしていればとりあえず収入はありますので、最低限の融資なら受けられる可能性があります。絶対に受けられるというわけでは無いですが、それでもきちんと審査を受けられるかどうかのターニングポイントと言えます。
内定カードローンはあるの?
内定カードローンがあるのかというと、場合によります。例えば大学とカード会社が提携しているクレジットカードの場合、その大学に在籍していることで条件が緩和されています。そのため大学時代から収入にかかわらずカードを持つことができます。また20才以上でアルバイトなどの一定の収入があれば一般のカードローンに申し込むことができますし、学生専用のカードローンであれば、18才以上になった時点で高校生でなかれば利用することができます。内定しているからカードが作れるというのではなく、学生だからカードローンを利用できているということになります。よって内定カードローンという言い方は厳密ではありませんが、内定の時点でも作れるカードということには間違いありません。
しかし学生でもなく無職である人が、内定したからといって作れる内定カードローンはありません。無職の時点で総量規制の範囲すら持たないことになります。収入はゼロなのですから、年収の3分の1が存在しないのです。総量規制に影響されない銀行のカードローンであれば可能性がないことあありませんが、「返済の可能性が低い人に貸付を行うほうが悪い」という考え方を法律は行います。よってそのような危ない橋は銀行が渡ることはしないでしょう。
無職の人が働き出す時の準備にお金が必要で、最初のお給料を貰うまでの生活が大変だということは、誰でも分かることです。当然、国も理解していますし、そういった人に金融業者が貸しにくいということも知っています。そこで国が社会福祉協議会やハローワークと連携をとって貸付を行なっている「総合支援貸付」があります。生活を立て直すために必要なお金を貸しつけてもらえる制度で、無金利もしくは超低金利です。返済の据え置き期間なども認められていますので、かなり有利な条件で借入できます。働き出してからであれば金融業者から借りることもできますので、それまではこういった公的な支援を利用するのが望ましいものです。ただしカードローンのようにスピーディーではありません。早め早めの検討を行いましょう。
【参考ページ】
新社会人にもオススメのカードローン