派遣会社に登録して派遣先企業で働いている27歳の男性です。生活費が厳しい時や急に余分なお金が必要になった際にカードローンでお金を借りるようにしています。来月もカードローンを利用する予定です。ひとつお聞きしたいことがあるのです。
それは“カードローン同時申し込みのコツ”なんていうものがあったら是非とも教えていただきたいことなのです。確かに1社ずつ申し込むのが正道だと思います。が、仕事が忙しいとつい億劫になってしまって…
それゆえ同時申し込みのコツがあれば知りたいのです。
同時申し込みは勧めませんがコツはあります
はっきり言って、カードローン同時申し込みはお勧めしたくないのです。が、カードローン同時申し込みのコツはあると思われます。カードローン同時申し込みはメリットよりもはるかにデメリットの方が大きいと言えます。
理由を挙げれば、カードローン同時申し込みをすると、そのすべての申し込み情報が信用情報機関に記録されてしまうことで、審査担当者が信用情報機関に与信をかければすぐに同時申し込みの事実はばれてしまうのです。
そして、同時申し込みの事実を知った審査担当者の偽らざる心境を敢て記せば「こんなに申し込んで、この人はよっぽどお金に困っているのか?」「こんなにたくさんのカードローンからお金を借りようと考えているのか?」といったように、融資するにはやや危険人物として感じざるを得ないのです。
つまり、“申し込みブラック”や“多重申し込み”と見做されてしまうことで要注意人物に特定されてしまう恐れがあると言うことなのです。そうなってしまうと審査担当者としては、「どうにかして融資してやりたい」といった好意的な感情は無くなり、「お金を貸すとヤバい」といったネガティブな意識ばかりが心の中で頭をもたげてしまうことになると考えられるのです。
その結果、審査に落とされることになるのです。また、信用情報機関に記録された申し込み情報は融資が決まって契約しない限り、そのまま申し込み記録として残ってしまうので、それは即ち審査に落とされた件数となってしまいます。
つまり、カードローン同時申し込みは、ただ悪戯に審査落ちの履歴を積み重ねるだけとなってしまう危険性が非常に大きく、自分自身の信用度や信頼度を貶めてしまうだけの行為となる場合が多いのです。
以上のリスクを理解した上で、あえてカードローン同時申し込みのコツについて触れてみます。それは同じ日にインターネットで同時申し込みすれば、申し込み日が同一となるので、1社で申し込みを断られたとしても、ほぼ同時進行的に審査が行われると考えられることから、他社の審査落ちが他社の審査に影響しないと理論上考えることができるのです。
それゆえ、あえてカードローン同時申し込みに踏み切るのであれば、インターネットから続けて申し込めば同時申し込みのデメリットを避けることができるかもしれません。ただし、これが必ずしも成功するとの保証も無ければ、根拠も無いと申し上げておきます。
もうひとつカードローン同時申し込みのコツを挙げるとすれば、それは「簡易審査」を活用することです。「簡易審査」でも融資可能かどうかを審査して教えてくれます。そして、「簡易審査」は、匿名で審査することから個人信用情報機関に申し込みの記録は残りません。
それゆえ、簡易審査であればカードローン同時申し込みしてもリスクは無いと言ってよいでしょう。ただし、あくまでも簡易審査なので、正式な申し込み後の審査結果を約束するものではないといった点を留意しておいて下さい。
(⇒仮審査でウソをついたことがバレたら本審査に通れない?)
カードローン同時申し込みのコツは限度額を総額で把握すること
カードローンは基本的に同時申し込みすることを避けるほうが良いと言われますが、それは必ずしも同時申し込みがだめなわけではなく、カードローン同時申し込みのコツさえ知っておけば十分に同時申し込みで審査に合格することが出来ます。カードローン同時申し込みのコツは限度額を総額として把握することです。カードローンの審査では他社の借入状況をチェックされますが、すでに持っている限度額とこれから申し込むカードローンの限度額は総額として判断されます。そのため、同時申し込みをするときにそれぞれのカードローン申し込みで限度額を調整すればよいです。
分かりやすい例を挙げますと、銀行カードローンでは収入証明不要で申し込むことが出来ますが、この方法ではカードローンの利用条件に書かれている限度額以下で申し込むことになります。どのくらいの限度額までなら収入証明不要なのかは各社によるため、まずはしっかりと利用条件をチェックすることが大切です。自分が申し込もうと思っているカードローンにおいて利用条件に書かれている限度額が100万円ならば、総額として100万円を超えないように同時申し込みをすればよいです。2社なら50万円づつ申し込みをすれば、両方ともに利用条件をしっかりと満たすことが出来ます。
消費者金融へカードローンの同時申し込みをするときは総量規制を意識する必要があります。年収の3分の1以上は借りることが出来ないので、カードローンの限度額を自分の年収の3分の1以下に調整して申し込みをすれば総量規制にかかることはありません。(こちらもご参考に→総量規制対象外のカードローンをお探しの方にオススメ)上記のようにしっかりと限度額の希望を書いて申し込めば同時申し込みは可能です。また、備考欄に同時申し込みの情報を自分で記載しておくのも一つの手段だと言えます。それぞれの申し込みで他の金融会社でいくらの申し込みをしているのかを記載しておけば、カードローン会社に自分の同時申し込みの意図を知らせることができます。