某電気メーカーに勤務する中間管理職の男性54歳です。年収は500万くらいです。一番下の息子がバイクを買いたいと言い出しまして、銀行でお金を借りるから私に保証人になってくれと頼まれたのです。
最初は息子の言うとおりに保証人になってやろうと思ったのですが、私がカードローンでお金を借りて、そのお金を息子に貸す方が良いかと考え直したんです。そこでカードローンの利用を考えているのですが…
ところで年収500万だとカードローンの限度額はどのくらいになるのでしょうか?
年収500万だと限度額は約160万です
そうなんですか…息子さんのためにカードローンでお金を借りるということなのですね。わかりました。質問に答えましょう。年収500万だとすると、消費者金融のカードローンでは利用限度額は約160万くらいとなるでしょうね。
消費者金融は総量規制の対象になるので、年収の3分の1までしか借りられません。一方、銀行のカードローンの場合は、総量規制の対象外なので限度額に制約はありません。
だからと言って、年収と同額、あるいは年収以上に借り入れできる訳ではありませんので注意して下さい。また、銀行の場合は、申し込んだ銀行の審査によって限度額は異なって来ますので、一概に「年収500万だと限度額は○○万」とは言えないのです。
(⇒年収が200万円でも利用可能なカードローン)
ただし、消費者金融の限度額を下回るということは通常ならありません。が、収支状況が悪いと限度額の審査に影響します。たいていの銀行では年収の30%~40%くらいが、また条件によっては年収の2分の1くらいが利用の限度額と言われています。
そのことから銀行のカードローンの限度額は、ほぼ消費者金融の限度額と同じくらいか、条件が良ければプラスαがあると考えておけばよいのではないでしょうか。ただし、それは借手の信用度と返済能力になにも問題がないケースと考えて下さいね。
返済能力については、500万という年収はプラスになります。加えて、他に借金が無いことが条件となり、仮に現在返済中の借金があると返済能力への信用度は減ります。一般的に借金の総額が年収に対して10%を超えているとマイナス評価にされる場合があります。
また、20%近辺であると新規融資を断られる場合があると思って下さい。他方、信用度について言えば、年収200万の人よりも年収500万の人の方が信用度が高いと見做されます。そして、この信用度が高くなるのは単に年収の多さだけでなく、カードローン等の融資における実績が大きく影響するのです。
たとえば、年収500万で今までカードローンの利用実績がない場合と、年収は300万だがカードローンの利用実績をきちんと積んだ優良顧客である場合とでは、後者の方が信用度が高いと見做されるのです。
そして、信用度の評価も限度額の審査に影響するのです。もうひとつ留意していただきたいのは、限度額がそのまま実際に借りられるお金ではないことです。仮に限度額が160万となっても、実際に借りられるお金は50万~100万くらいになるのではないでしょうか。
また、新規融資の場合は実際に借りられるお金はもっと少なくなります。つまり、限度額とは「あなたの年収で目一杯借りられるお金はここまでですよ」といったひとつの目安に過ぎず、実際に借りられるお金ではないのです。
そして、借り入れと返済の実績を積むことで、最終的に限度額が実際に借りられるお金とイコールになると言うことなのです。
年収500万の人がカードローンで借りれる限度額とは
日々生活をしていて、お金に困ってしまうということは誰でもありうることです。このような場合にカードローンを利用することで、お金を用意できたりしますから、本当に便利な世の中になりました。申し込み、審査、契約すべての手続きがインターネット上で完結しますし、さらには即日振込サービスなどを利用すればその日のうちに指定の口座に現金を振り込んでもらえます。返済においても提携先の銀行やコンビニATMを利用できますので、本当に便利です。
しかし、消費者金融のカードローンの場合、総量規制という法律が適用されます。総量規制とは、借金の限度額を年収の3分の1までに制限するという内容の法律です。つまり、消費者金融のカードローンを利用する場合には、年収の3分の1以上借りることはできないということです。現在の日本では、年収500万円程度の年収の方が多いのですが、年収500万円の方の場合どの程度の金額を借り入れることができるのでしょうか。年収500万円の3分の1はおおよそ165万円となりますから、限度額はMAXでも165万円程度に設定されると考えてよいでしょう。これは、年々増加する多重債務や自己破産を食い止めるために講じた措置ですから、年収の3分の1程度の借入にとどめるようにすることで、借りすぎを防ぐ目的があるのです。
ちなみに、銀行系カードローンの場合は総量規制の対象外になりますから、年収の3分の1ルールはありません。ですが、やはり借りすぎてしまえば返せなくなってしまう危険があります。ですから、銀行系のものを利用する場合であっても、やはりこの年収の3分の1という金額は意識しながら利用するようにしましょう。カードローンは怖いものというイメージがあるという方もいらっしゃるかと思いますが、借りすぎにさえ注意すればお金のピンチのときに私たちを助けてくれる頼れるうれしい存在でもあります。計画的な利用を心掛けて、いざというときには味方になってもらいましょう。