個人事業主として登録して良かった事といえば、多くの出費を経費扱いにできる事です。むしろこの利点が不要なら登録しない方が良かったりもしますので、それなりにお金がかかる事業をしている私には欠かせないシステムなのです。
それで今聞きたい事といえば、個人事業主の場合はカードローン支払いも経費にできるか?という事です。私はカードローンも持っているのですが、このカードローンも個人事業主になる前からちょくちょく使っています。それで色々と出費がある昨今ではいつ使うかも分からず、個人事業主になった今では経費で出来る場合、当然経費にできる方が好都合です。事業者たる者、少しでもお得にお金を使えないとダメですよね。
だから、カードローンと経費の関係について詳しい方は是非教えて下さい。経営の参考にさせていただきます。
経費になる部分とそうじゃない部分を知る必要があります
カードローンが経費になったとまず仮定しましょう。すると節税対策として利益分だけお金を借りるという荒技が可能になってしまい、そうなると正しい形で税の徴収が出来ないので、国自体が危機に陥ります。ゆえに、必ず経費として計上できるというわけではないのです。
ですが、全く経費にならないわけではありません。まず借りたお金で事業に必要な物を購入すれば、その購入費用はもちろん経費になります。借りるだけではダメですが、借りたお金を事業に活かす事で経費に出来るというのは、忘れないでおきたいですね。細かい差が多くの利益にも繋がっていくのです。
さらに、お金を借りたら発生する利息分に関しては、これは経費として認められます。(こちらも参考になります→個人事業主は金利も経費になるってホント?)利息の計算はリボ払いなどになると計算も大変面倒にはなりますが、きちんと把握しておけば経費に出来て、しっかりと出費を抑える事ができます。抜け目ない質問者さんなので手を抜かないと思いますが、今一度どこからどこまでが経費になるのか各員してみて下さい。
但し少し注意したいのが、カードローンで借りたお金をどのように使うかです。カードローンの中には(というか一般向けのカードほぼ全般ですが)事業用途には使えない物があります。それを事業用途に使って経費に…としていると、規約違反になってしまう事も考えられます。出来れば事業者向けのカードローンを用意するようにして下さい。これは、個人事業主でも所有する事が可能な一枚です。
ややこしいですが、これがカードローンと経費の大まかな関係になります。全て把握して計算するのは一苦労かもしれませんが、これらを全て把握してカードローンを使えると、より事業や私生活に活かす事ができるのは確実ですので、頑張る価値はあります。場合によっては税理士の人に委託しても良いでしょうね。
個人事業用カードローンの利息は経費にできます
個人向けのカードローンが増えていますが、これまで難しいとされていた、個人事業主用のカードローンも登場しています。個人向けとの違いは使い勝手ではほぼありません、違うのは審査時に年収と事業の決算内容を調べられることです。
事業主の場合は、定期収入が難しいので、年収で審査されます。また、収入は事業から発生しますので、事業についても確定申告や決算書から判断されます。審査は銀行での融資と変わらないほど厳密に行われますが、無担保、無保証人で契約できることが多いことから、カードローンを利用する事業主が増えています。
個人事業でローンが使えるメリットは多数ありますが、最大のメリットは、いつでも引き出せ、繰り上げ返済もできる事業資金が確保できる点です。銀行からの融資との一番の違いでもあります。銀行からの事業用融資では一度に事業に必要な資金を調達しますが、繰り上げ返済や定期返済で完済したとしても、再度同じ金額を借りられる保証はありません。融資の審査は都度行われ、タイミングが悪く事業の業績が悪化していたりすると審査が通らないことも少なくありません。
ローンの場合は、更新月はありますが、基本的に1年間の事業内容で審査され、年収が一定事情であれあば契約は続行され、利用限度内で何度でも借入、返済ができます。個人事業でのカードローンのメリットは利子についてです。ローンで発生する利子は経費として計上できます。これは、銀行からの融資などと一緒です。ローンの利子は銀行での事業用融資に比べて割高なことが多いのですが、それでも、ローンでのメリットを考えると利用したいと考える事業主が多いようです。
個人事業主は個人の責任で事業を行うため、会社組織に比べてさまざまなプレッシャーがあります。その中でも、事業資金の確保は特に頭を悩ませる事業主が多いようです。カードローンは個人事業主が事業に集中できるよう、事業資金に余裕を持たせられる仕組みですので、どんどん活用することをオススメします。